GIMPとは何をするためのソフト?
GIMPとは「GNU Image Manipulation Program」の略称で、フリーの画像編集加工ソフトのことを指します。
画像編集のためのソフトと聞き、下記のツールをイメージしている方はいませんか?
- ロゴやレイアウトの編集ができるIllustrator(イラストレーター)
- 写真加工や合成ができるPhotoshop(フォトショップ)
- 画像管理や編集ができるPhotoScape(フォトスケープ)
- 写真画像をレタッチできるPhotoFiltre
- イラストやアイコンを作成できるMicrosoft Expression Design
しかし、GIMPも初歩的な機能から高度な機能まで備わっていますので、画像の新規作成や加工にピッタリのソフトですよ。
Adobe(アドビ)やマイクロソフトのツールと違い、GIMPには次の5つのメリットがあります。
- Adobeから提供されているソフトとは違って無料で利用できる
- Illustrator(イラストレーター)的な機能も備わっている
- 機能追加(プラグイン)を入れることでPhotoshop(フォトショップ)にも匹敵する
- カスタマイズパッケージが充実している
- 「GIMP徹底活用ガイド2011」といった本を活用すれば初心者でも使いこなせる
専門のデザイナーの中には仕事や業務でGIMPを使いこなしている方はいますし、多少のクセを持っているだけで機能面で比較して他のソフトに劣るわけではありません。
GIMPを使って名刺の作成や印刷を行おう
自宅でオリジナルの名刺を作成したり印刷したりするに当たり、GIMPを活用するのは選択肢の一つです。
GIMPの使い方がわかってくると、オリジナルのデザインで名刺を作成できるようになります。
プリントライフといった印刷会社ではIllustrator(イラストレーター)だけではなく、オープンソースのソフトウェアのGIMPでデータ入稿して名刺を印刷することも可能ですので、データを作るだけでOKです。
Adobeのソフトとは違ってお金を支払う必要がないのは、GIMPの大きなメリットなのではないでしょうか。
ここでは、GIMPで名刺を作成してから印刷するまでの大まかな流れを説明していきます。
- 名刺の基本サイズである55㎜×91㎜でキャンパスサイズを作成する
- 詳細設定をクリックすると解像度を設定するメニューが画面に表示される
- 名前や会社名、連絡先などの文字情報を追加していく
- 「短形選択」「電脳はさみ」「塗りつぶし」「エアブラシ」「切り抜き」といった各ツールを使って名刺の中に入れるイラストを加工する
- 余白部分の好きな位置に画像を表示させる
- .png(ピング)や.jpeg(ジェイペグ)で画像をエクスポートする
- 印刷する用紙に合わせて名刺データを並べていく
- 用紙をプリンタにセットして印刷し、定規とカッターでカットすれば出来上がり
特別な使い方が必要なツールではありませんし、印刷してからカットするまでの流れは他のソフトと一緒ですね。
使用するデザインやイラストが違えばシンプルでもオリジナルの名刺を作成できますので、インパクトのある名刺でビジネスやプライベートに役立ててみてください。
GIMPのダウンロード方法をチェック!
以下では簡単にGIMPのダウンロード方法についてまとめてみました。
- GIMPの公式サイトにアクセスして「Download GIMP 2.8.10」をクリックする
- 「ファイルを保存」⇒「実行」と手順通りに進める
- インストール中のみ使用する言語はEnglishのままでOK
- 「Install」をクリックしてインストールが完了するのを待つ
- 「Finish」をクリックすれば直ぐに使えるようになる
- スタートメニューの検索窓から検索して起動できる
このページでは名刺の作成以外の詳しい方法は省きますが、他のサイトを参考にして基本操作を学んでみてください。
GIMPを使って名刺を作成するデメリット
他のワープロソフトや画像編集ソフトとは違った機能を持っているものの、GIMPにはいくつかのデメリットがあります。
名刺を作成するケースに限った話ではありませんが、GIMPにどのようなデメリットがあるのか事前に確認しておきましょう。
- 印刷用のCMYKカラーには対応しておらず、RGBという規格でしか印刷できない
- アドビのイラストレーターとは違って本格的な画像編集には向いていない
- 制作現場でデータを受け渡しする際に問題が発生しやすい
- 過去に実績のないデザイナーさんの場合は仕事をする際に嫌がられる可能性がある
上記の中でも、CMYKカラーに対応していないのは大きなデメリットです。
名刺を印刷する際にはシアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・ブラック(K)の4色を使用してフルカラーを実現させています。
つまり、紙面として出力した際に色味は全く異なり、「こんなデザインじゃなかったのに・・・」という結果になりやすいので注意しないといけません。
GIMPとは違ってIllustrator(イラストレーター)はCMYKカラーに対応していますので、多くのデザイナーさんが名刺を作成する目的で活用しています。
自宅で名刺を作成するデメリット
GIMPに限った話ではありませんが、自宅で名刺を作成するに当たって専門会社のような仕上がりにするのは難しいですね。
どうしても見栄えのあるデザインにならなかったり、インクが滲んだりといったトラブルのリスクがあります。
思い通りのデザインにできないのが大きなデメリットですので、クオリティの高い名刺が欲しい方は自分で作成するのではなくVistaprint(ビスタプリント)に依頼しましょう。
Vistaprint(ビスタプリント)は、全世界の人が利用している名刺作成サービスです。
相手の記憶に残る素晴らしい名刺を格安の料金で仕上げてくれますので、是非一度Vistaprint(ビスタプリント)を利用してみてください。
