GIMPを使った名刺の作成や印刷
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最終更新日:2017/01/28
名刺作成のソフト
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GIMPとは何をするためのソフト?
GIMPとは「GNU Image Manipulation Program」の略称で、フリーの画像編集加工ソフトのことを指します。
画像編集のためのソフトと聞き、以下をイメージする方は多いのではないでしょうか。
- Illustrator(イラストレーター)
- Photoshop(フォトショップ)
- PhotoScape
- PhotoFiltre
- Microsoft Expression Design
しかし、GIMPも初歩的な機能から高度な機能まで備わっており、画像の新規作成や加工にピッタリなのです。
以下ではGIMPを使用するメリットをまとめてみました。
- Adobeから提供されているソフトとは違って無料で利用できる
- Illustrator(イラストレーター)的な機能も備わっている
- 機能追加(プラグイン)を入れることでPhotoshop(フォトショップ)にも匹敵する
- カスタマイズパッケージが充実している
- 「GIMP徹底活用ガイド2011」といった本を活用すれば初心者でも使いこなせる
仕事や業務で実際に使いこなしている方はいますし、多少のクセを持っているだけで機能面で他のソフトに劣るわけではありません。
GIMPを使って名刺の作成や印刷を行おう
自宅でオリジナルの名刺を作成したり印刷したりするに当たり、GIMPを活用するのは選択肢の一つです。
プリントライといった印刷会社ではIllustrator(イラストレーター)だけではなく、オープンソースのソフトウェアのGIMPでデータ入稿して名刺を印刷することもできます。
使い方が分かってくると独自のデザインの名刺も作成でき、Adobeのソフトとは違ってお金を支払う必要はありません。
どのような流れで作成と印刷を行うのかまとめてみたので一度チェックしておきましょう。
- 名刺の基本サイズである55㎜×91㎜でキャンパスサイズを作成する
- 詳細設定をクリックすると解像度を設定するメニューが画面に表示される
- 名前や会社名、連絡先などの文字情報を追加していく
- 「短形選択」「電脳はさみ」「塗りつぶし」「エアブラシ」「切り抜き」といった各ツールを使って名刺の中に入れるイラストを加工する
- 余白部分の好きな位置に画像を表示させる
- .png(ピング)や.jpeg(ジェイペグ)で画像をエクスポートする
- 印刷する用紙に合わせて名刺データを並べていく
- 用紙をプリンタにセットして印刷し、定規とカッターでカットすれば出来上がり
特別な使い方が必要なツールではありませんし、印刷してからカットするまでの流れは他のソフトと一緒です。
使用するデザインやイラストが違えばシンプルでもオリジナルの名刺を作成でき、見た目が綺麗でインパクトがあればプライベートだけではなくビジネスでも活用できます。
GIMPのダウンロード方法をチェック!
以下では簡単にGIMPのダウンロード方法についてまとめてみました。
- GIMPの公式サイトへとアクセスして「Download GIMP 2.8.10」をクリックする
- 「ファイルを保存」⇒「実行」と手順通りに進める
- インストール中のみ使用する言語はEnglishのままでOK
- 「Install」をクリックしてインストールが完了するのを待つ
- 「Finish」をクリックすれば直ぐに使えるようになる
- スタートメニューの検索窓から検索して起動できる
このページでは名刺の作成以外の詳しい方法は省きますが、他のサイトを参考にして基本操作を学んでみてください。
GIMPを使うデメリットは?
他のワープロソフトや画像編集ソフトとは違った機能を持っているものの、GIMPには幾つかのデメリットがあります。
名刺を作成するケースに限った話ではありませんが、GIMPにどのようなデメリットがあるのか事前にチェックしておきましょう。
- 印刷用のCMYKカラーには対応しておらず、RGBという規格でしか印刷できない
- アドビのイラストレーターとは違って本格的な画像編集には向いていない
- 制作現場でデータを受け渡しする際に問題が発生しやすい
- 過去に実績のないデザイナーさんの場合は仕事をする際に嫌がられる可能性がある
上記の中でも、CMYKカラーに対応していないのは大きなデメリットです。
名刺を印刷する際にはシアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・ブラック(K)の4色を使用してフルカラーを実現させています。
つまり、紙面として出力した際に色味は全く異なり、「こんなデザインじゃなかったのに・・・」という結果になりやすいので注意しなければなりません。
もちろん、Illustrator(イラストレーター)はCMYKカラーに対応しているので、多くのデザイナーさんがビジネスツールの名刺を作成しています。
自宅で名刺を作成するデメリット
GIMPに限った話ではありませんが、自宅で名刺を作成するに当たって専門会社のような仕上がりにするのは難しいのがデメリットです。
どうしても見栄えのあるデザインにならなかったり、インクが滲んだりといったトラブルが発生します。
思い通りにできなくてイライラすることもあるので、挫折してしまった方は全世界の人が利用しているVistaprint(ビスタプリント)で作成と印刷を依頼してみてください。
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